【人生の書き換え】「どう生きるか」は今この瞬間に決まる。アドラー心理学の真髄

「自分はこういう性格だから」「過去がこうだったから、仕方ない」。 私たちは無意識のうちに、今の人生がうまくいかない理由を、過去や環境のせいにしていないでしょうか?

もし、今のあなたが「そうなるしかなかった」のではなく、「そうあることを、あなた自身が選んでいる」のだとしたら。

今日は、私が岸見一郎先生のアドラー心理学入門を読んでみて
最も重要と感じた3つのポイントついてお話しします。


1. 「変われない」のではない、「変わらない」を選んでいる

アドラーは、人間についてこう語りました。

「人間であるということは、いつでも他のあり方ができるということである」 (岸見一郎『アドラー心理学入門』p.137)

私たちが「変われない」と嘆くとき、本当は「変わるのが怖いから、今の自分を守っている」だけなのかもしれません。 今の自分は、これまでの選択の結果に過ぎません。ということは、今この瞬間から「別のあり方」を選べば、人生はいつでも塗り替えられる。これは厳しい事実ですが、同時に、これ以上ない希望のメッセージでもあります。


2. 自己主張と共同体への貢献を両立させる「3つの条件」

「自分を大切にする(自己主張)」と「共同体の中でうまくやる(貢献)」。これらは相反するように見えますが、実は同じ方向を向いています。

大切なのは、相手を支配するための「わがまま」ではなく、対等な立場で「私たちにとって何がベストか?」を提案する勇気です。

そのために必要なのが、『嫌われる勇気』でも説かれる以下の3つのステップです。

  • 自己受容: できない自分を「今の自分」として引き受ける。

  • 他者信頼: 相手を「仲間」だと前提して付き合う。

  • 他者貢献: その仲間に対して「私には何ができるか」を考え行動する。

このステップを踏んでいれば、あなたの自己主張は共同体を壊すものではなく、絆を強めるための「建設的な材料」に変わります。


実践例:チーム会議の膠着状態を打破する

意見が割れた会議で、以前なら「私の案を通すべきだ」と主張していたとします。しかし、このステップを意識すればこう変わります。

まず「力不足な自分」を受け入れ(自己受容)、仲間も成功を願っていると信頼し(他者信頼)、「チームのために貢献したい」と願います。その上で「この案なら皆の懸念を補えるはず。一緒に改善案を出せませんか?」と提案する。 自分を出しつつ相手を尊重する姿勢は、批判ではなく「協働」を生み出します。


3. 「解釈」はあなたに与えられた究極の自由

最後に、アドラー心理学の真髄とも言えるフレーズをお伝えします。それは「解釈は、あなたに与えられた究極の自由である」という真実です。

例えば、「上司が評価してくれないから、やる気が出ない」という悩み。 多くの場合、この「評価されない」という事実は、自分の能力の限界と向き合うことを避けるための「盾」になっています。

しかし、立ち止まって考えてみてください。

  • 解釈A: 「自分の無能さを突きつけられる攻撃」と受け取り、課題から逃げ続ける。

  • 解釈B: 「他者の評価という呪縛から解き放たれ、自分自身が納得できる仕事を追求するチャンス」と捉え、自律的に挑戦する。

もし今、何かに傷ついているなら、それは「相手が攻撃した」からではありません。「あなたが相手の言動を『自分の能力を否定するもの』だと解釈することを選んだ」という結果に過ぎないのです。


まとめ:それは「壁」か、それとも「扉」か?

事実は変えられないかもしれません。しかし、その解釈を変える権利は、今この瞬間もあなたの手の中にあります。

「評価されない」という言葉を盾にするのは終わりにしませんか? より建設的で、より未来に繋がる意味づけを、今日から選び直す勇気を持つ。それこそが、他人の言動に振り回される人生から脱却し、自分の人生を自らの手に取り戻す唯一の道です。

皆さんの今の「できない理由」は、自分を守るための「壁」ですか? それとも、未来へ続く「扉」ですか? このお話が、あなたの人生を書き換えるヒントになれば幸いです。


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